各種報道でも取り沙汰されているように、Zoom-bombingという荒らし行為が横行しています。
本学に関係ない第三者がZoomのミーティングに乱入し、授業と関係ない音声・画像・テキストを参加者に送りつけてくるなどの極めて悪質な行為により授業を妨害してきます。ここでは、このような荒らし行為を回避するためのミーティング設定方法をご案内します。
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ミーティングをスケジュールする前に確認すべきこと
最新バージョンのZoomアプリを使用する
ZoomはWebブラウザから利用することもできますが、全ての機能を使う、もしくは、最適な授業(ミーティング)を行うためにはアプリの利用が必須です。
- Zoomのアプリは頻繁にセキュリティ対策のアップデートが行われています。Zoomを用いる場合は、必ず最新版のアプリをインストールして利用してください。
- 各アプリは、必ずZoom社から提供されている正規のものをダウンロードしてインストールしてください。
ミーティング参加時にパスワード入力を必須にする
立教大学ライセンス下では、すべてのミーティングにおいて参加する際にパスワード入力を必須にするよう設定しています。
ミーティングURLにパスワードが含まれないようにする
パスワード入力を必須にしていても、暗号化されたパスワードがURLに含まれている場合※、パスワード入力をしなくてもミーティングに参加できてしまいます。
URLのミーティングID(11桁の数字)の後に?pwd= という文字列が含まれているため
ミーティングURLをWeb上に一般公開しない(閲覧できる人を限定する)
ミーティングURLをWeb上に一般公開してしまうとZoom-bombingの餌食になります。学生にミーティングURLを通達する際には、Canvas LMSや立教時間などV-CampusIDによる認証が必要な領域に掲載するようにしましょう。
さらにミーティングのURLを直接入力するのではなく、Canvas LMSや立教時間上にZoomで授業を行う旨を明記のうえ、ミーティングIDとパスワードのみを掲載するのが望ましいです。
認証されたユーザーのみをミーティングに参加できるようにする
ミーティングに参加する際にZoomへのサインインを必須とするように設定をします。ただしそれだけですとZoomのアカウントをもつユーザーであれば誰もが参加できてしまうため、rikkyo.ac.jpのメールアドレスをもつユーザーだけが参加できるように設定する必要があります。
今後のこの設定を全ユーザーに一律適用する可能性があります。
Zoom:初回のみ行う設定(セキュリティの強化)|立教大学のアカウントでログインしているユーザーのみがミーティング(授業)に参加できるようにしておく
ミーティングURL(ミーティングID)を使い回さない
同じミーティングURL(ミーティングID)を使い回さず、毎回新規にミーティングをスケジュールするよう心がけましょう。特に個人ミーティングIDは使わないようにしましょう。
待機室を有効にする
「設定」から「待機室」を「ON」にする方法と、設定は「OFF」にしたまま、ミーティングごとに待機室を有効化する方法があります。
大人数の授業の場合、ミーティングへの参加を許諾する作業が煩雑となるのであまり推奨できません。演習などの比較的少人数の授業で有効化することを推奨します。
待機室を有効化すると、使用端末や回線品質の影響により学生が授業の途中で退出し、再度授業へ参加する際にも、都度ホスト(教員)の承認が必要になります。
適切に参加の承認を行わないと学生が授業へ参加する機会を奪うことになりかねないため、ご注意ください。
設定から待機室を有効化する場合
WebブラウザでZoom Webポータルにサインインし、メニュー内の「設定」をクリックします。
Zoom:Zoomのサインイン方法
チャットを無効にする
授業でチャットの利用を予定していない場合は、あらかじめチャットをOFFにしておくと安全です。
WebブラウザでZoom Webポータルにサインインし、メニュー内の「設定」をクリックします。
Zoom:Zoomのサインイン方法
ミーティングへの参加を登録制にする(やや複雑な設定)
やや複雑な設定が必要となります。Zoomマニュアルをご参照ください。
Zoom:ミーティングへの参加を登録制にする
ミーティング開始時に確認すべきこと
参加者全員を強制ミュートにする
ミーティングの「設定」から「すべての参加者をミーティング参加時にミュートにする」を「ON」にした場合、または、ミーティングのスケジュール時に「ミーティングオプション」から「入室時に参加者をミュートにする」にチェックを入れた場合、ミーティング開始直後参加者のマイクがミュート状態になります。
ただし、そのままだと参加者が各自ミュートを解除できてしまうため、ミーティング開始後あらためて設定が必要です。
すべての参加者の音声を強制的にミュート状態に固定することができます。主催者が解除したタイミング以外は、参加者の音声が聞こえることはありません。授業の妨害となる音声を流されることを防止することができます。
参加時に自動的にミュートにする
あらかじめ設定をしていなかった場合でも、参加者が入室する前に、ミーティング参加時の音声設定の初期状態をミュート状態に設定可能です。授業の妨害となる音声が流されることを防止することができます。
ミーティング中の荒らし行為に対して行うこと
攻撃者を締め出す
ホストがミーティング参加者をミーティングから締め出すことができます。締め出すパターンは以下の3通りとなります。
- 待機室に送る
- 削除
- 報告