有線式のヘッドセットを用意する
自分の声を相手に聞き取りやすくするためには、PCの内蔵マイクではなく、有線式のヘッドセットやマイク付きイヤホン等を用いることがおすすめです。
無線(Bluetooth)のヘッドセットを用いることもできますが、充電不足による切断や、混信による不安定など音質が悪く十分に機能しない場合がありますのでご注意ください。
Webカメラやマイクが使用できることをテストをする
必ず授業を行う前に、Webカメラやマイクが使用できることを確認しましょう。
お手持ちのWebカメラやマイク(ヘッドセット)がお持ちのPCで使えるかどうかは、機器により異なる場合があります。また、参加方法(Webからの参加、Zoomアプリ)と機器の組み合わせにより、認識されない場合もあるようです。メディアセンターでは個々がお使いのPCと機器についての問題を解決することは困難ですので、必ず授業でお使いになるPCでオーディオテストを行い、Webカメラやマイクが使用できることを予め確認してください。
- Webカメラやマイクは購入前に、お持ちのPCに、接続端子があるかどうかをご確認ください。
- PCから仮想カメラとして認識されるタイプのカメラや、特殊なドライバーをインストールしないといけないタイプのものもあります。
- 外付けのWebカメラにはマイクが付いているものがほとんどのため、ヘッドセットと併用する場合、使用するマイクの切替えが必要な場合があります。
ミーティング中の映像や音声の質を保つことができる回線を確保する
安定したミーティング(授業)を行う場合には、回線の品質が重要です。
無線LAN(Wi-Fi)ではなく、有線LANを使用する
無線LANは電波により情報を伝達する方法のため、他からの干渉を受けやすく、物理的な結線により情報を伝達する有線LANに比べて非常に不安定です。
ご自宅や研究室などからミーティング(授業)を行う場合は、可能な限り有線LANを用いるようにしてください。
有線LANの接続口がないPCをお使いの場合には、USBに接続するタイプのLANアダプターの使用が効果的です。この場合は、「USB3.0」「1Gigabit」に対応した製品を選択すると良いでしょう。
無線LANを使用する場合は、可能な限り5GHzを使用する
どうしても無線LANを用いなければならない場合は、以下の点に注意してください。
- 機器が対応していれば、5GHzを使う
- ルーターやPCが5GHzに対応している場合は、5GHzを用いてください。お使いの機器が5GHzに対応しているかは機器の仕様をご確認ください。
- 2.4GHzの無線LANを用いる場合は、干渉に注意する
- 2.4GHzの無線LANは広範囲で用いることができるという特徴がありますが、電子レンジなどの電波の干渉を受けやすいため、注意が必要です。接続状態や通信速度を確認しながら使用してください。
有線LANで用いる機器とLANケーブルはなるべく新しいものを採用する
有線LANで用いる機器やLANケーブルは、速度と安定性のため、なるべく新しいものを採用してください。ブロードバンドルーターやハブ(HUB)を購入される際は、LANポートが「1Gigabit」に対応しているものを選択するようにしてください。
機器を長期間稼働させ続けているような場合には、長期稼働による問題発生を防止するため、再起動(電源OFF/ON)するようにしましょう。
ルーターは、セキュリティの確保や安定性の向上を目的としたファームウェア(内蔵ソフトウェア)の更新プログラムが提供される場合があります。定期的にメーカーのサポートページを確認し、更新を適用するようにしましょう。
LANケーブルは古い規格や劣化した状態で利用している場合、速度低下の要因となりますので、なるべく新しいものを用いるようにしてください。
LANケーブルの選び方
- カテゴリー6(CAT6)、もしくは6Aを選ぶ
- LANケーブルの品質はカテゴリーという値で表現されています。オンライン授業や動画の視聴など大量のデータ通信には、カテゴリー6(CAT6)以上のケーブルがおすすめです。ただ、CAT7以上の品質があっても対応した機器でなければ性能が活かしきれない場合があります。例えば、CAT5eの対応機器でCAT7のケーブルを利用することは可能ですが、CAT7の性能は発揮できません。しかし、伝送帯域が広いため短時間でのデータ速度が可能になったり、データエラーが発生しづらくなるなどのメリットもあります。使用している機器の規格や予算を確認したうえで、最適なLANケーブルを選択しましょう。
- 必要な長さの丸くて固いケーブルを選ぶ
- フラットタイプのものは隙間を通す際に便利ですが、ノイズの影響を受けやすくなります。柔らかいケーブルは内部の線が細い場合があり、通信に損失が発生する恐れがあります。長くなればなるほど外部からの影響を受けやすくなります。
- 使用を避けたほうが良いもの
- コネクター部分の線が4本しか通っていないもの(通常は8本ですが、古い安価な製品によく見られます。)
- コネクターのツメが折れているもの、コネクターの端子が変色している(錆びている)もの
- ケーブルが折れ曲がっている、圧迫されて変形している、被膜が破れているもの
自宅など受講する環境で、適切に利用できるインターネット回線を準備する
自宅など受講する環境で適切に利用できるインターネット回線の準備をお願いします。
固定回線を利用する場合、インターネットサービスプロバイダの契約や回線工事に数週間の時間を要する可能性がありますのでご注意ください。
モバイルWi-Fiやスマートフォンなどモバイル回線によるインターネット通信を利用する場合には、契約プランの容量をご確認ください。期間や容量による速度制限があるプランの場合には、容量が不足する可能性があります。